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お知らせ

2021年1月24日 教会学校礼拝 1月聖書解説

(抜粋引用元:『季刊 教師の友 2020年1,2,3月』日本キリスト教団出版局)

 1月 3日 ヨブ記 28章23節~28節

 28節の前半に人間の素晴らしさが記されています。しかしその人間でも、この世界のすべてを保ち、動かしている根本的な秩序や道理(聖書では「知恵」と呼ぶ)を探り出すことはまだできない。もしもこの「知恵」を手にしたら、この世界を支配し導く力を得る。残念ながら「人間はそれが備えられた場所を知らない」(13節)ので見つけられない。そして「神こそ、その場所を知っておられる」(23節)。 

 人類があらゆる知恵を蓄積してきた現代でも、この世界のすべてを見極めることはできません。この世界の成り立ちや生じるすべての出来事の意味や理由については、今も多くの仮設が唱えられているだけです。それを知るのは、この世界を創られた神さまだけだと語っているのです。それゆえ、まず神さまがこの世界の創造「主」であることを認め、この方を「畏れ敬うこと」から始めよう、それが「知恵」を得る方法だと教えているのです(28節)。信仰の大切さと、この世界が神さまのものであり、人間が我がもの顔に世界や自然を私物化していることに対して、神さまが戒められることもあると教えているとも言い得ます。

『神さまにとても愛されているヨブという人が、みんなと一緒にとても幸せにくらしていたの。どんなときでも神様にお祈りを捧げ、神さまのことばを信じる正しい人でした。

ある時、悪い心を持ったサタンがヨブのところへやって来ました。そしてヨブが困ること、悲しむことを次々と続けました。大切なものを全部なくしたヨブはすっかり元気をなくしてしまったの。それでサタンは、「神さま、これだけ苦しめられた

ヨブは『きっと神さまなんているものか』と言うはずですよ!」と神様に向かって偉そうに言いました。

でも、神さまは「サタンよ、ヨブを見てごらん。すべてを失って、沢山の涙を流したが、わたしを信じて助けを求めている。わたしは一人ぼっちになって悲しむヨブに、もう一度すべてを与えると」と、はっきりとおっしゃいました。』

 今日はこんなお祈りを…『天のお父さま、あなたが創造されたこのすてきな世界をもっと愛して、大切にできますように。このお祈りをイエスさまのお名前を通しておささげいたします。アーメン。』

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 1月 10日 詩編119編105節

「あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯」

 詩編119編は日本の「いろは歌」のようにヘブライ語のアルファベット22文字が必ずその行の最初に配置されている祈りの言葉です。今日の箇所はヘブライ語の14番目の文字「ヌン」が頭文字の「ネール」(手に持つ灯皿の火、ランプのあかり)という言葉から始まります。

 ここでの「あなたの御言葉」は、旧約聖書の範囲内で言えば、神さまから与えられた律法ですが、私たちはもっと広い意味で神さまが語りかけてくださる、全ての言葉と言っても良いと思います。聖書の言葉だけでなく、礼拝や奨励、生活の中の出来事や書物、人などを通して、神さまは私たちを支え、守り、導こうとして語りかけられることもあります。御言葉に、耳を澄まして聞き取り、それに従って生きていく時に「わたしの歩みを照らす灯」となってくれるのだと思います。それは次の一歩を踏み出せる力と勇気を与えてくれるものです。今の自分ができることはきっと与えられているはずです。まずそのことから始めてみよう。うまくいかなくてもその次の一歩がまた備えられているからという生き方、それが神さまのお守りと導きを信じるということだと教えてくれているのです。

『あゆみさんが夕方、森を散歩していると急に暗くなってきました。足元はあっという間に真っ暗になってしまいました。「神さま助けて。ぜんぜん見えません。」と祈り始めると、雲に隠れていた月あかりが細長く足元をてらしてくれたのです。その時あゆみさんは、聖書の「あなたのみ言葉はわたしのともしび、わたしの道の光です。」という言葉を思い出しました。どんなに困っている時にも、神さまは私たちの祈りに応えてくださり、真っ暗なところをあかりで照らし、正しく歩ませてくださいます。あゆみさんは言いました。「神さま感謝します。今、み言葉の意味を知ることができました。」』

 今日はこんなお祈りを…『天のお父さま、真っ暗な中では歩いていけません。立ちすくむだけです。私たちの足元を照らして下さい。そうすれば私たちは歩みだせます。このお祈りをイエスさまのお名前を通しておささげいたします。アーメン』

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 1月 17日 イザヤ 45章12節

「大地を造り、その上に人間を創造したのはわたし。」

「光を造り、闇を創造し 平和をもたらし、災いを創造する者。わたしが主、これらのことをするものである。」(7節)と、神さまがこの世界を創造され、さらに平和や災いの時(=この世界の全ての歴史)をも導いてきておられることが述べられます。その創造主なる神さまが、新しくこの世界を救い出すために「油を注がれた人(メシアのこと。ギリシャ語でキリスト)」(1節)を起こされるのは当然ではないかと告げられています。

時代は、南ユダ王国がバビロニアに滅ぼされ、多くの民が首都バビロニアへ連行されていた時の事でした。人々は「神さまがいるなら、今こそその力を示してくれ。こんな時に何もしてくれない神さまはいないも同じだ」という不満がありました。その不満に対して12節で、神さまがこの天地を創造され、私たち人間を造られた方であるから、神さまに出来ない事はないと言われているのです。この信仰に立っているならば、神さまがどんな救いのみ業をおこしてくださるか、信じて「待つ」ことができると。これが使徒信条の冒頭の言葉の内容なのです。12章「指揮する」と言う言葉は神さまは自らの言葉を用いて、この世界の森羅万象を創造し、今も導いておられるという意味なのです。

『みんなは人間は何でもできると思っていますか。人間は飛行機、新幹線、パソコンいろいろ作れます。それでは人間が作れないものを探してみましょう。それはね、自然の中にいっぱいあります。鳥は美しい羽根で空を飛び回り、花はいろんな色かたちで可愛らしくさいています。海の中にもたくさんの生き物がいるんですよ。農家の方は果物や野菜を育てます。人間は育てることはできますが「種」を作ることはできません。神さまは「種」をつくり、人間には育てるための知恵を与えてくださいました。神さまの助けがなくては人間の力だけでは、生み出せないものがあるのです。神さまに助けを求めましょう。

 今日はこんなお祈りを…『天のお父さま、あなたが愛して造ってくださったこの体を、私たちが自分で勝手に、乱暴に扱うことがないようにしてください。このお祈りをイエスさまのお名前を通しておささげいたします。アーメン』

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  1月 24日 使徒言行録 14章16~17節

16節神は過ぎ去った時代には、全ての国の人が思い思いの道を行くままにしておかれました。17節しかし、神は御自分のことを証ししないでおられたわけではありません。恵みをくださり、天からの雨を降らせて実りの季節を与え、食物を施して、あなたがたの心を喜びで満たしてくださっているのです。」

「伝道者パウロは、伝道の旅の途中で、リストラという町で足が不自由であった男の人の足を癒やし、その奇跡的な行為を見た町の人々は、パウロをギリシャ神「ヘルメス」と呼び、ゼウス神殿の祭司が雄牛数頭と花輪を運んできて、パウロとその仲間のバルナバにいけにえを捧げようとしました。自分のことを神さまのように拝まれるのは、真の神さまに対する重大な罪であるとよく知っていたパウロは、自分は人々と同じ人間であり、「あなたがたが、このような偶像を離れて、生ける神に立ち返るように、わたしたちは福音を告げ知らせているのです。」と言いました。そして、16~17節のように話しました。

 神さまは、人間が勝手に造ったり壊したりできる存在ではなく、目には見えないけれども、「行ける神」であるということと、私たちが毎日、こうして命をつないでいられるのは、何より神さまがこの世界や自然を良き状態に保ち、導き、祝福を豊かに与えてくださっているからだということを忘れないようにしようと言われています。マタイ5章45節「(あなたがたの天の)父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる」と言われる言葉とつながっています。

 神さまは世界を人が為すがままに任せておられました。その結果、世界は神さまの望まれるような良い状態にはなりませんでした。だから、神さまはイエス様をこの地上へと遣わされたのです。今まではっきりと目に見える形では御自身を現すことはなかったけれども、今やイエスさまという方を通して、その姿や御旨を示されるということになったのです。

『みなさんは、大きくなったら何になりたい?勉強がいっぱいしたい、ピアノを上手に弾いてみたい、外国に行ってみたい、スポーツ選手になりたい…と色んな夢がありますね。 神さまは私たちが自由に生きる事を喜んで見ておられます。いっぱい頑張って望みどおりになるとうれしいですね。でもね、いっぱいがんばっても夢がかなわない事もあるの。悲しい気持ちになることもあるし、夢をかなえたお友だちを嫌いになることもあるかもしれません。そんな時、「悲しませずにあなたに用意してある宝物を見つけなさい」と、神さまの声が聞こえてくると思うの。 見てみましょう。小さな種からいろんな恵みを与えてくださる神さまは、別な形で私たちの心をうれしい気持ちでいっぱいにしてくださるのです。神さまが愛してくださることに感謝しましょう。』

 今日はこんなお祈りを…『天のお父さま、今の世界の様子を悲しく思っておられるのではないですか?みんなが造り主であるあなたを見上げて生きるようになれますように。このお祈りをイエスさまのお名前を通しておささげいたします。アーメン』

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