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お知らせ

2021年10月3日 教会学校礼拝10月聖書解説

(抜粋引用元:『季刊 教師の友 2021年10,11,12月』 日本キリスト教団出版局)

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ルカによる福音書 10章30節~37節

ある律法の専門家が「何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるか」と質問し、「神である主を愛し、隣人を自分のように愛すること」という答えを得ます。さらに「では、わたしの隣人とはだれですか」と尋ね、これに答えるためにイエスさまは30節以下のお話を語りました。エルサレムからヨルダン河谷のエリコ下る五、六時間(約27キロ)の道でのこと、ある人が追いはぎに襲われ、半殺しにされてしまった時、三人の人がその現場に出くわします。

一人目は祭司。エルサレムの神殿で特別な働きをする人です。エリコは祭司の町だったので、神殿での仕事を終えて家に帰る途中だったのでしょう。彼は半殺しにされて倒れている人を見ると、道の向こう端を通り過ぎて行きました。二人目はレビ人。彼も神殿で特別な働きをする人ですが、祭司と同じように道の向こう端を通り過ぎて行きました。三人目は旅をしていたサマリア人。イスラエルにおいてユダヤ人から差別されていた人です。彼は倒れている人を見て憐れに思い、応急処置をして自分のロバに乗せ、宿屋に連れて行って介抱しました。宿屋の主人にお金を渡して怪我人の介抱を頼み、旅の帰り掛けには足りない費用を払いますと言いました。イエスさまはこの話をした後に律法の専門家に「この3人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」と質問します。

私たちに同じことができるのか鋭く問われていると感じます。第一に考えたいのは祭司・レビ人と、サマリア人との違いは何かということです。祭司とレビ人はこの道をよく通るので、この道はたびたび追いはぎが出る危険な道で、まだ近くに追いはぎがいると思い、急いで立ち去ったのかもしれません。私たちも凶器を持つ人が暴れていたら、ともかく現場から逃げてしまうと思います。そう考えると、冷たい人、ひどい人たちと思っていた祭司・レビ人に対する見方が変わってくるかもしれません。違う行動を取ったサマリア人は旅人です。だまされたり、すりに遭ったり、危険な目にあうことがあり、襲われた人のことを他人のこととは思えず「この人のことを憐れに思い」助けたのでしょう。イエスさまは「行って、あなたがたも同じようにしなさい」と言われました。このように行動するためには「神である主を愛すること」がいちばん大切だと教えました。

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